指圧とマッサージの違い

それぞれの違いはなんでしょう?

指圧は

明治時代に入ってから日本で作られたもので歴史的にはかなり新しいものであります。中国から入った導引按蹻と柔術の活法が合わさり、押圧を特定の皮膚や筋肉に与え、皮膚を介して皮膚下の内部組織に刺激を与え、結果内臓や身体の深部に刺激を与え、身体の根本から、病気の原因を軽減・消失させて、本来その人の持っているべき機能を充分に発揮させ、寿命を全うさせる、投薬を用いない手技療法です。加えてこちらで行う経絡指圧は、指圧の療法を、身体のネットワークと考えられる『経絡』を利用して、弱っている身体の一部に対して、エネルギーを補い活発化させ、勢いの過剰な部分に対しては、活発なエネルギーを抑制させ、身体のバランスを調整する。本来「東洋医学」のバランスを取り、身体の調子を調える考え方を具体化した手技療法です。

本来「指圧」は指の圧と文字に表わされているので、多くの人が親指だけで治療をすると考えていますが、こちらでの経絡指圧は、経絡に沿って指圧を行うので、持続圧、垂直圧、集中圧を多く用いる為に、時に、肘や膝を使用して治療を患者に対します。

多くの治療所ではベッドを治療の場所として使用しますが、その為、ここでは昔ながらの蒲団にて治療を行います。患者の安心と、施術時の安定。また施術者にはベッドの上での不安定な施術より、蒲団の上での、どの施術部位でも安定した持続圧、垂直圧、集中圧が得られる為に、敢えてベッドを使用していません。安定した、患者への指圧が、何よりの治療への効果と考えているからです。

指圧は運動量の少ない現代人に対する、自分で行う運動法では無く、他人が行ってくれる運動でも有ります。自分の身体をまんべんなく刺激する運動は中々出来ません。指圧は、特に経絡指圧は、身体のあらゆる部位に有る、経絡を刺激して、身体全体の機能を高めます。運動不足の現代人には適した療法です。

又東洋医学は未病を予防するということが重要な要素になっています。『未病』とは、未だ病気には至らないが、病気の予備軍で有る事を云い、病気の前段階のうちに、未病を直して健康に持って行こう、という考えなのです。これは本当の病気になる前に、不定愁訴や肩こり、腰痛等の症状の軽い未病の段階で、身体を手入れして活発化させ、身体が持っている免疫能力を高めて、早い段階で、病気に至る原因を除去して未病を予防すると謂う考え方や治療法が基礎になっています。

 

マッサージは

皮膚表面にオイルや潤滑材を使い、滑りやすい状況で撫で擦り軽い押圧を加え、リラクセーションを目的に行うもので、古くはローマ時代からあります。心地良さを目的に慰安、リラックスを与え、表面の刺激を主にする為、特に皮膚の色艶には効果的で全身美容・フェーシャルマッサージ等の美容マッサージが主な方法でしたが、現代では衣服を着たまま、椅子に座ったまま出来るクイックマーサージ等もあります。 10、20、30分単位の短い時間での治療も有り、時に力まかせの強刺激に当たる事も有り、本来のマッサージとは意味の異なる新しい方法も見られます。 

一般的に謂われるマッサージは、皮膚表面の刺激でリラクスゼーションを目的とした場合や美容が主な方法でしたが、新しい色々なマッサージの種類が表れ、対症法的な、短時間的な治療が出現してから、その時間だけ楽になれば良い的な考え方も出て、慰安を目的とした物に成りがちになり、その場限りの治療になってしまう傾向も見られます。但しそれでも継続的に2~3日で受診が可能ならば、それなりの効果は必ず生まれてくるので、逆に言えば選択肢が多様になり、必要に応じて自分に適したものを選択できる環境になりました。

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